プラットフォーム規制が進む今だからこそ考える、クリエイターが「自らの発言と作品」を証明する手段
source_media: ITmedia NEWS source_title: 「pixiv」「note」「ガルちゃん」などが国指定の“大規模プラットフォーム”に 誹謗中傷への迅速対応求める 本文: 参照ニュース:「pixiv」「note」「ガルちゃん」などが国指定の“大規模プラットフォーム”に 誹謗中傷への迅速対応求める(ITmedia NEWSより引用) せっかくの創作活動、守りたいと思うのは当然です。長い時間をかけて紡ぎ出したイラスト、文章、音楽、そして日々の何気ない発信。それらが心ない言葉で傷つけられたり、悪意のある歪められ方をしたりする恐怖は、ものづくりに関わるすべての人にとって他人事ではありません。 総務省は2026年8月31日、情報流通プラットフォーム対処法に基づき、「pixiv」「note」「ガールズちゃんねる」「好き嫌い.com」の4サービスを「大規模特定電気通信役務提供者」に指定したと発表しました。これにより、指定されたプラットフォーム事業者は、誹謗中傷をはじめとする権利侵害の申し立てに対して迅速な削除判断を下し、運用の基準や実施状況を公表することが義務付けられます。クリエイターの表現拠点として親しまれているプラットフォームが指定されたことは、被害救済のスピードを上げる大きな前進といえます。 しかし、ものづくりに携わるクリエイター視点に立ってみると、制度が整うことだけで全ての不安が解消されるわけではない現実に直面します。プラットフォーム側の削除対応が早くなればなるほど、逆に「悪意ある第三者による捏造スクショをもとにした通報」や「言ってもいない暴言を捏造されて炎上し、弁明の機会も得られないままアカウントが制限される」といった、新たなトラブルの引き金になりかねないからです。 Web3エンジニアの立場から率直に申し上げると、現代のWebブラウザ上で表示されている文字や画像は、極めて脆い基盤の上に成り立っています。たとえば、パソコンのブラウザでF12キーを押せば誰でも開ける「要素検査(開発者ツール)」を使えば、WebページのHTMLはほんの数秒で書き換えられます。投稿者の名前、アイコン、発言日時、投稿本文を意図した通りの誹謗中傷コメントに差し替えて画面キャプチャを撮ることは、専門知識のない中学生でも容易に行えます。 さらに昨今では、生成AIの進化によって「ピクセル単位の捏造」が日常の脅威となっています。フォントの微妙なアンチエイリアス(輪郭のぼかし)や背景のノイズまで完全に整合性を保った偽のスクリーンショットが、プロンプトひとつで生成できてしまいます。こうして作られた「捏造された証拠画像」が一度SNSにばらまかれれば、元の投稿が存在しないにもかかわらず、クリエイター本人が炎上に巻き込まれ、釈明に追われることになります。そして、その釈明すら「後から投稿を消して逃げたのだろう」と決めつけられてしまうのです。 つまり、現在のデジタル空間においては、「スクリーンショット単体」では証拠としての価値がほとんど担保できません。消された事実を証明することも、消していない事実を証明することも、既存の画像ファイルだけでは不可能なのです。 この課題を技術的に解決するために、私たちが開発しているProofBaseでは、分散型台帳技術であるSUIネットワークを採用しています。ProofBaseでは、保存したい投稿や画像データから暗号学的ハッシュ関数を用いて不可逆な「ハッシュ値」を生成し、そのタイムスタンプとともにブロックチェーンへ刻み込みます。1ビットでもデータが改ざんされればハッシュ値はまったく異なる値になるため、記録された瞬間のデータと寸分違わず一致していることが数学的に証明されます。 数あるブロックチェーンの中でSUIを採用しているのは、その先進的な「オブジェクトベース」のアーキテクチャにあります。従来のアカウントベースのチェーンとは異なり、SUIではすべてのデジタルデータが一意のIDを持つ独立した「オブジェクト」として扱われます。これにより、証拠データひとつひとつに対して、明確な所有権、作成日時、更新履歴といった属性を安全かつ効率的に紐付けることができます。並列トランザクション処理による高速なファイナリティ(記録の確定)も備わっており、激しく流動するSNSのやり取りをタイムラグなく不変の証拠として定着させる上で、オブジェクト指向の設計はデジタルフォレンジックに最も適しているのです。 プラットフォームによる法的な削除義務化が進む今だからこそ、発信者であるクリエイター自身が、自分たちの言葉と作品を自律的に証明できる「確かな記録の盾」を持つことが欠かせません。誰かが悪意を持って作り出した虚偽のスクショに脅かされることなく、安心して表現活動に没頭できる環境を守る。それが、Web3という分散技術を真に人々の生活のために活かすことだと確信しています。技術の力で、改ざんされない「真実」を静かに守り続けることが、エンジニアであり本サービスを立ち上げた私の揺るぎない使命です。 【ProofBase案内】 もし少しでも不安があるなら、 “あとから疑われない形で記録を残す”という方法を一度確認してみてください。 ProofBaseカメラ(スマホで撮影・即証拠として記録) https://miraiaxis.com/proofbase-camera.html X投稿証明(投稿内容をそのまま保存・検証) https://proofbase-snowy.vercel.app/x-evidence-saver