source_media: 読売新聞 source_title: AI偽情報、世論誘導の不安「感じる」91%・選挙へ影響「懸念」89%…「新聞週間」読売世論調査

本文: 参照ニュース:AI偽情報、世論誘導の不安「感じる」91%・選挙へ影響「懸念」89%…「新聞週間」読売世論調査(読売新聞より引用)

デジタルデータの信頼性は、今、崩壊しています。

読売新聞社が実施した全国世論調査によると、生成AIによる偽情報で世論が誘導される不安を「感じる」と回答した人が91%に達し、選挙への悪影響を「懸念する」とした人も89%に上りました。さらに、SNS事業者の偽情報への対策について「十分だと思わない」との回答は実に9割を占めています。

この数字が物語っているのは、単なる一時的な不安ではありません。私たちが日常的に触れている画面上の文字、画像、動画、SNSの投稿といった「デジタルデータそのものの信憑性」に対し、社会全体が決定的な不信感を抱き始めたという冷厳な事実です。

■ 「見えているもの」は数秒で作れるという現実

一人のエンジニアとして断言しますが、現代のウェブやスマートフォン画面に表示されている情報は、あまりにも脆弱です。

多くの人がトラブルの記録や証拠として頼りにしているスマートフォンの「スクリーンショット」は、もはや第三者に対する客観的な証明力を失いつつあります。ブラウザの「要素検査(Inspect Element)」機能を使えば、特別なハッキングツールなど使わなくても、HTMLのテキストやユーザー名、投稿日時、アイコン画像に至るまで、キーボードを叩いて数秒で書き換えることができます。書き換えた後の画面をキャプチャしてしまえば、外見上は本物のウェブサイトやSNSの画面と何一つ見分けがつきません。

さらに恐ろしいのは、生成AI技術の進歩による「ピクセル単位の捏造」です。これまで画像加工といえばPhotoshopなどで不自然な歪みやノイズが残るものでしたが、近年の拡散モデルなどの画像生成・編集AIは、影の落ち方や光の反射、カメラ特有の圧縮ノイズすら忠実に再現しながら、存在しない投稿や架空の現場写真を一から創り出します。

結果として、裁判実務においても「提出されたスクリーンショットは捏造の可能性を否定できない」として証拠能力が争われるケースが現実化しています。誰でも安価に、即座に、完璧な偽造物を作れる時代において、「画面を撮影した画像」や「ローカルに保存したデータ」は、本質的に何の保証にもならないのです。

■ なぜProofBaseはSUIネットワークとハッシュ値を選ぶのか

この「信じる根拠が失われた世界」に対して、私たちは技術で何ができるのか。その問いに対する私たちの解答が、デジタル証拠保存サービス「ProofBase」です。

私たちが採用している根本的なアプローチは、極めてシンプルかつ強固です。「保存したい対象のオリジナルデータから暗号学的ハッシュ関数(SHA-256など)を用いて一意の指紋(ハッシュ値)を算出し、それを世界中の分散ノードによって合意形成されるブロックチェーンに刻み込む」という手法です。

ハッシュ関数には、元のデータが1ビット、わずか1ピクセルでも変更されれば、まったく異なる文字列を出力するという数学的性質があります。つまり、記録されたハッシュ値と手元のデータを照合するだけで、そのデータが記録時点から「1文字も改ざんされていないこと」を数学的・暗号学的に完全証明できます。

そして、この基盤として私たちがSUIネットワークを採用したのには、エンジニアリング上の明確な必然性があります。

従来の多くのブロックチェーン(EVM系など)は、ネットワーク全体で巨大な1つのグローバルな状態(アカウント残高やストレージ)を順次更新していく構造をとっています。これに対し、SUIはすべてを独立した「オブジェクト」として扱うオブジェクトベースのデータモデルを採用しています。

証拠保存において、このアーキテクチャは圧倒的な優位性を持ちます。1件1件の証拠データ(ハッシュ値、タイムスタンプ、作成者情報など)を独立したオンチェーン・オブジェクトとして定義できるため、他の無関係なトランザクションと競合することなく、極めて高速かつ決定的な並列処理が可能です。また、オブジェクトの所有権やアクセス権、不変(Immutable)属性をスマートコントラクトレベルで厳密に制御できるため、「一度確定した証拠オブジェクトは、開発者であっても二度と書き換えることができない」という状態を極めて自然にシステム設計へ落とし込むことができます。

低廉で予測可能なガス代(手数料)と数ミリ秒台のファイナリティも、日常のあらゆる記録をオンタイムで固定化するために欠かせない要素です。

■ 技術で「真実」を守るという決意

世論調査が示した91%という人々の不安は、「信じられる足場」を失いかけた社会の悲鳴です。悪意を持った第三者が捏造した情報で誰かを陥れたり、逆に自分が被害を受けたときの正当な記録を「そんなのAIで作った画像だろう」と一蹴されて泣き寝入りしたりする世界を、技術者として見過ごすわけにはいきません。

言葉や画像を疑い合わなければならない時代だからこそ、「改ざんが物理的・数学的に不可能である」という客観的な砦が必要です。ProofBaseのオーナーとして、私たちは先端の暗号技術とブロックチェーンの力を通じて、誰もが自分自身と真実を守れるデジタルインフラを静かに、愚直に提供し続けます。

もし少しでも不安があるなら、 “あとから疑われない形で記録を残す”という方法を一度確認してみてください。