source_media: PR TIMES source_title: ネット上の投稿・動画を「そのとき見えていたまま」残す証拠保全サービス「ProofStamp」を提供開始

本文: 参照ニュース:ネット上の投稿・動画を「そのとき見えていたまま」残す証拠保全サービス「ProofStamp」を提供開始(PR TIMESより引用)

デジタルデータの信頼性は、今、完全に崩壊しています。

先日、ネット上の誹謗中傷や炎上、ハラスメント等の法的対応を目的とした新たな証拠保全サービス「ProofStamp」の提供開始が発表されました。このプレスリリースが指摘している背景は、現代のインターネット社会が抱える致命的な弱点を的確に突いています。それは、「ネット上の投稿や動画は削除や編集が容易であり、事後的な立証が極めて困難であること」、そして「生成AIの普及により、投稿画面や映像そのものを後から精巧に作り出すことが容易になり、提示された記録が見た目だけでは本物か捏造か判断できなくなっている」という現実です。

これまで、SNSでの誹謗中傷やトラブルに巻き込まれた際、多くの人は「とりあえずスクリーンショットを撮っておこう」と考えてきました。しかし、Webエンジニアの視点から言えば、単なる画像ファイルとしてのスクリーンショットは、証拠としての価値を急速に失いつつあります。

その理由は極めてシンプルです。第一に、ブラウザの「要素検査(DevTools)」を使えば、WebページのHTMLは知識のない人間であっても数秒で書き換えられます。キーボードのF12キーを押し、該当するテキスト部分をダブルクリックして文字を打ち替えるだけで、特定のアカウントが発信したかのように見せかけた偽の過激発言や、存在しないリプライを画面上に再現できます。フォントもレイアウトも公式Webサイトそのものであり、その状態をキャプチャすれば、見た目には本物と一切区別がつかない「完璧な捏造スクショ」が完成します。

第二に、画像生成AIによるピクセル単位の捏造です。近年の画像生成技術や画像編集モデルは、UIの微妙なアンチエイリアス、圧縮ノイズ、光の反射に至るまで、人間の目はおろか簡易的な画像解析ですら欺くレベルの画面を作り出すことができます。

つまり裁判や法的な交渉の場において、相手方から「そのスクリーンショットは、ブラウザのHTMLを改ざんして撮影したものではないか」「生成AIで作った画像ではないか」と主張された場合、単なるPNGやJPEGの画像データ単体では、その主張を論理的に論破することが極めて困難になっているのです。

では、この「真実が容易に疑われる時代」に、私たちはどうやって事実を証明すればよいのでしょうか。

その答えは、中央集権的なサーバーや個人のローカル端末に依存しない、「暗号学的な不変性」にあります。私たちが開発するProofBaseがブロックチェーン、とりわけ「SUI(スイ)ネットワーク」を採用している理由はまさにここにあります。

ProofBaseでは、保全対象となるWebページの生データ(HTML構造、取得時刻、メタデータ等)から暗号学的ハッシュ関数(SHA-256等)を用いて一方向の固有値を算出します。元のデータが1ビットでも改変されればハッシュ値はまったく異なる値へと激変するため、データの改ざんは数学的に即座に検知されます。そして、そのハッシュ値とタイムスタンプを分散型台帳であるブロックチェーンに刻み込みます。一度ブロックチェーンに記録されたデータは、サービス運営者であっても、巨大テック企業であっても、国家であっても後から書き換えることは不可能です。

さらに、数あるブロックチェーンの中でなぜSUIなのか。鍵となるのは、SUI独自の「オブジェクトベース(Object-Centric)のデータ管理モデル」です。

従来の多くのブロックチェーン(EVM系など)は「アカウント残高」を中心とした台帳モデルを採用していますが、SUIではすべてのデジタルデータが独立した一意の「オブジェクト」として扱われます。証拠保全において、この設計は極めて強力です。取得したWebページのメタデータ、ハッシュ値、タイムスタンプ、検証ステータスをひとつの独立した「証拠オブジェクト」としてオンチェーン上にカプセル化し、そのライフサイクルや帰属を明確に管理できるからです。

また、SUIはオブジェクト同士が独立している場合、コンセンサスを並列処理できるアーキテクチャ(Narwhal & Bullsharkエンジン)を持っています。これにより、数秒を争うSNS上の投稿削除や炎上の瞬間であっても、極めて高速(ミリ秒単位のファイナリティ)かつ極小のガス代で、確実にチェーン上へ証拠をアンカーすることができます。

Web空間が私たちの生活や仕事、名誉と不可分になった現代において、「真実の証明」が揺らぐことは個人の尊厳を脅かす深刻な問題です。誰もが悪意ある改ざんや言いがかりに晒されるリスクがあるからこそ、私たちは感情や人間の証言ではなく、改ざん不能な数学と分散型台帳技術で「真実」を強固に守り抜くインフラを提供し続けなければならないと確信しています。

【ProofBase案内】 もし少しでも不安があるなら、 “あとから疑われない形で記録を残す”という方法を一度確認してみてください。