source_media: 女性自身 source_title: 《「必ずもうかる」は詐欺》SNS投資詐欺の被害が前年2.3倍の798億円…著名人“なりすまし広告”から身を守る4つの心得【経済のプロ荻原博子が徹底解説】

本文: 参照ニュース:《「必ずもうかる」は詐欺》SNS投資詐欺の被害が前年2.3倍の798億円…著名人“なりすまし広告”から身を守る4つの心得【経済のプロ荻原博子が徹底解説】(女性自身より引用)

デジタルデータの信頼性は、今、崩壊しています。

SNS上では著名人の肖像や名前を無断使用した「なりすまし広告」や投資詐欺が急増しており、警察庁などの集計でも被害総額が前年比2倍以上の800億円近くに達するなど、深刻な社会問題となっています。実在するインフルエンサーや著名人の発言を装い、巧妙に細工された画像や動画、メッセージのやり取りを用いて利用者を騙す手口は、もはや一般のユーザーが肉眼で見抜くことが困難なレベルに達しています。

さらに深刻なのは、こうしたトラブルが発生した際に「被害の証拠」や「相手の発言」を保存しようとしても、悪質な投稿が即座に削除されたり、アカウントごと消去されたりして、後から実態を証明できなくなる点です。慌ててスマートフォンの画面をスクリーンショットで保存したとしても、法的な場や厳密な事実確認において、単なる画像ファイルは「改ざんが容易なデータ」として証拠能力を疑われるケースが増えています。

なぜ、私たちが日常的に頼っているスクリーンショットやWeb画面のキャプチャは、これほどまでに脆いのでしょうか。Web3エンジニアの視点からその技術的構造を紐解くと、現代のWebおよびデジタル画像フォーマットが抱える根本的な脆弱性が見えてきます。

まず、ブラウザに表示されているWebサイトやSNSの画面は、クライアント(利用者の端末)側で描画されているHTMLとCSS、JavaScriptの集合体に過ぎません。ブラウザに標準搭載されている「要素検査(デベロッパーツール)」を使えば、特別なハッキング技術がなくても、表示されているアカウント名、投稿日時、本文、いいねの数に至るまで、数秒で任意の文字列や数値に書き換えることができます。その書き換えた画面をキャプチャしてしまえば、あたかも「誰かが問題発言をした」かのような精巧な捏造画像が誰でも一瞬で作成できてしまうのです。

さらに近年の生成AI技術の進歩は、画像や動画そのもののピクセル単位での改変・捏造を極めて容易にしました。影の落ち方や微細なノイズまで自然に補正された偽造画像は、目視による真偽判定を完全に無力化します。つまり、「画面にそう映っていた」という画像データ単体では、それが本物の記録なのか、後から悪意を持って加工されたものなのかを客観的に証明することが不可能な時代に突入しているのです。

この「信憑性の空白」を埋めるために不可欠となるのが、暗号技術と分散型ネットワークによる不変性の担保です。デジタル証拠保存サービス「ProofBase」では、この課題を解決するためにブロックチェーン技術、とりわけSUIネットワークを採用しています。

ProofBaseのアプローチはシンプルかつ強固です。保存対象となるWebページデータや画像データを取得した瞬間、その元データから暗号学的ハッシュ関数を用いて固有のハッシュ値(データの指紋)を生成します。ハッシュ値は、元のデータが1文字、あるいは1ピクセルでも変更されれば全く異なる値へと変化するため、データの改ざんを数学的に検知できます。そして、このハッシュ値と取得日時のタイムスタンプをブロックチェーン上に記録します。

数あるブロックチェーンの中でSUIを採用している理由は、その「オブジェクトベース」のデータモデルと高い処理性能にあります。一般的なアカウントベースのブロックチェーンと異なり、SUIではすべてのデータが独立した「オブジェクト」として扱われます。これにより、証拠データごとのメタデータ(作成日時、ハッシュ値、検証ステータスなど)をオブジェクト単位で直感的に構造化し、高いスループットと低遅延でオンチェーンに書き込むことが可能です。また、並列トランザクション処理により、ネットワークの混雑時でも低コストかつ即座に記録を完了させることができます。

一度ブロックチェーンに刻まれたハッシュ値は、後からいかなる第三者も、そして私たちサービス運営者であっても書き換えることはできません。後日、「このデータは捏造されたのではないか」「そんな投稿は存在しなかった」という疑義が生じた場合でも、手元の元データからハッシュ値を再計算し、オンチェーンに記録された値と照合することで、「その日時に、その内容のデータが確かに存在し、以後に改ざんされていないこと」を誰でも数学的に検証可能になります。

AIの進化によってデジタルデータが簡単に作られ、簡単に消される時代だからこそ、「何が真実であったか」を客観的に証明できるインフラの価値は高まっています。捏造された情報で不当に貶められる人を防ぎ、消されてしまいそうな大切な事実を守るために、私たちは技術を通じて「疑われない記録」の仕組みを整え続けていきます。

【ProofBase案内】 もし少しでも不安があるなら、 “あとから疑われない形で記録を残す”という方法を一度確認してみてください。