source_media: FNNプライムオンライン source_title: 人気のSNSアカウントを買って“なりすまし” 「アフィリエイトで高額利益」情報商材を販売 会社役員と従業員ら計41人を逮捕 被害総額6億5000万円か

本文: 参照ニュース:人気のSNSアカウントを買って“なりすまし” 「アフィリエイトで高額利益」情報商材を販売 会社役員と従業員ら計41人を逮捕 被害総額6億5000万円か(FNNプライムオンラインより引用)

せっかくの創作活動や日々の発信、そして長年かけて大切に育ててきた自分のアカウント。それらを「守りたい」と思うのは当然のことです。

もしもある日突然、あなたの大事な投稿が勝手に消されてしまったり、あるいは、あなたにそっくりな偽のアカウントが勝手に作られて誰かを騙していたとしたら……。そんな想像をするだけで、胸が締め付けられるような不安を覚える方も少なくないはずです。私たちが日々ネット上に刻んでいる言葉や表現は、ただのデジタルデータではなく、自分自身の信用や人間関係そのものだからです。

しかし、残念ながらその不安は、現代のデジタル社会において極めて現実的な脅威となっています。

先日、非常にショッキングなニュースが報じられました。SNS上で人気のインフルエンサーのアカウントが裏で売買され、そのアカウントを購入したグループが元のインフルエンサーになりすまし、「スクールを受講すれば高額な利益を得られる」などといった悪質な情報商材を販売していたという事件です。逮捕者は41人、被害総額はなんと6億5000万円にものぼるとみられています。

この事件の恐ろしいところは、汗水垂らしてファンとの信頼関係を築いてきた本物のインフルエンサーたちが、全く知らないところで「詐欺の片棒を担がされた」形になっている点です。自分の顔や名前、そしてアカウントが、悪質な犯罪グループの集金ツールとして悪用されてしまう。これほど理不尽で、精神的な苦痛を伴う被害はありません。被害に遭ったクリエイターたちの「なぜ自分がこんな目に」という絶望と悔しさは、想像を絶するものがあります。

このような事態に直面したとき、私たちはどうやって「自分は関与していない」「この投稿は捏造されたものだ」と証明すればいいのでしょうか。

多くの人は「スクリーンショット(スクショ)を撮って証拠にすればいい」と考えるかもしれません。しかし、エンジニアの視点から言わせていただくと、現代においてスクリーンショットは、客観的な証拠としての価値をほとんど失っています。

なぜなら、ブラウザの「要素検査(デベロッパーツール)」機能を使えば、HTMLの書き換えなど数秒でできてしまうからです。他人のアカウント名やアイコン、投稿内容のテキストをほんの少し書き換えて、あたかもその人が不適切な発言をしたかのような画面を作り出すことは、特別な専門知識がなくても容易です。

さらに、昨今の生成AI技術の進化は、ピクセル単位の捏造すら可能にしています。ディープフェイクや高度な画像生成AIを使えば、圧縮ノイズやピクセルの並びまで不自然さのない、完璧な「偽のスクリーンショット」を作り出すことができます。これでは、被害者が「これは捏造された画像だ」と主張しても、加害者側が「いや、本物の画面をスクショしただけだ」と言い張れば、泥沼の「言った言わない」の論争に陥ってしまいます。プラットフォーム側が該当の投稿を削除してしまえば、もはや一次ソースを検証する手段すら失われます。

だからこそ、私たちは「あとから改ざんできない形」で、その瞬間のデジタルデータを記録しておく技術を必要としています。

この課題を解決するために、私たちが開発しているのがデジタル証拠保存サービス「ProofBase」です。

ProofBaseが技術的な基盤として採用しているのが、新世代のL1ブロックチェーン「SUI(スイ)ネットワーク」です。なぜ、従来のデータベースや他のブロックチェーンではなく、SUIを採用したのか。それには明確な技術的理由があります。

まず、ProofBaseは保存したい投稿データやWebページの情報を、数学的な暗号技術である「ハッシュ値」に変換します。ハッシュ値は元のデータが1文字でも、あるいは1ピクセルでも書き換えられると、全く異なる値へと変化する性質を持っています。このハッシュ値をSUIのブロックチェーン上に書き込むことで、そのデータが「記録された時点から一切改ざんされていないこと」を数学的に保証します。

そして、SUIの最大の特徴は「オブジェクトベース」のデータ管理モデルにあります。 多くのブロックチェーンは「アカウント(残高)ベース」でデータを管理しますが、SUIはあらゆるデータを独立した「オブジェクト」として扱います。これにより、誰が、いつ、どのデータをブロックチェーン上に生成し、どのように所有権が推移したのかという「来歴」を、極めて明確かつダイレクトに紐付けることができます。また、オブジェクトベースの構造は並列処理に非常に適しているため、膨大なデジタル証拠を、安価な手数料(ガス代)とミリ秒単位の圧倒的なスピードで記録することを可能にしました。

これにより、「この投稿は、何年何月何日何時何分に、確かにこの内容で存在していた」という事実を、中央集権的な誰かの主観に頼ることなく、誰もが検証可能な不変の「真実」として固定することができるのです。

技術は常に進化し、時に悪用され、私たちのリアルな日常や信用を脅かします。しかし、悪意ある技術に対抗できるのは、やはりそれを指し示す「信頼の技術」だけです。

Web3エンジニアとして、そしてProofBaseのオーナーとして、私はテクノロジーの力で皆さんの大切な努力や創作、そして紡いできた「信用」を守り抜きたい。情報が簡単に書き換えられ、偽物が本物を駆逐しようとするこの歪んだデジタル世界において、誰もが安心して自分の言葉を発信できる社会を、技術の力で必ず守り続けることを約束します。

もし少しでも不安があるなら、 “あとから疑われない形で記録を残す”という方法を一度確認してみてください。