AI時代の創作物を守るために――「スクショ」では証明できないデジタルの真実
source_media: 読売新聞 source_title: AI作成の画像は著作物?「酷似のモデル画像」使用で提訴…原告「人間が手を加えた」・被告「権利侵害ない」 参照ニュース:AI作成の画像は著作物?「酷似のモデル画像」使用で提訴…原告「人間が手を加えた」・被告「権利侵害ない」(読売新聞より引用) せっかくの創作活動、守りたいと思うのはクリエイターとして当然の感情です。時間をかけて試行錯誤し、プロンプトを練り上げ、手作業で細部を調整して完成させた作品が、ある日どこかで勝手に使われていたとしたら、どれほど悔しいでしょうか。 今回取り上げたニュースでは、生成AIを用いて制作されたヘアカットモデルの画像を巡り、酷似した画像を使用されたとして制作会社が美容室運営会社を相手取り、画像の使用禁止を求める訴訟を起こしました。原告側は「人間が手を加えた著作物である」と主張し、被告側は「AI生成物であり権利侵害には当たらない」と真っ向から対立しています。AIを活用した創作物が法的にどう保護されるのか、司法の判断が注目される象徴的な事件です。 しかし、エンジニアの視点からこの問題を見たとき、法解釈の議論以前に立ちはだかる極めて深刻な技術的課題があります。それは、「そもそもデジタルデータは、後からいくらでも捏造・改ざんできてしまう」という現実です。 多くの人は、SNSでの無断転載やトラブルに遭った際、画面のスクリーンショットを撮って保存しようとします。しかし、Webブラウザの「要素検査(デベロッパーツール)」を使えば、HTMLのテキストや画像URL、投稿日時は知識のない人でも数秒で書き換えられてしまいます。画面上では完全に本物に見える偽の投稿画面を捏造することは、技術的に極めて容易です。 さらに恐ろしいのは、近年の生成AI技術の進化です。画像のピクセル単位の捏造や背景の差し替え、透かしの除去などは、AIツールを使えば痕跡をほとんど残さず瞬時に実行できてしまいます。つまり、裁判や法的な交渉の場において、単なるスクリーンショットや端末に保存された画像ファイルを提出しても、相手方から「それは後からブラウザを改ざんして撮影した画像ではないか」「AIで作成した偽造データではないか」と反論された場合、その真正性を客観的に立証することは非常に困難なのです。 創作活動の現場でも同様です。「自分がいつ、どのようなデータを公開・作成したのか」を第三者が検証できる客観的な形で残していなければ、盗用されたと主張することすら難しくなってしまいます。 こうしたデジタルデータの脆弱性を克服するために私たちが開発しているのが、デジタル証拠保存サービス「ProofBase」です。ProofBaseでは、データの不変性と完全性を担保する基盤として「Sui(スイ)ネットワーク」を採用しています。 ProofBaseの仕組みは極めて明快です。保存対象となるデータ(画像やWebページ、SNS投稿情報など)から、暗号学的ハッシュ関数を用いて固有のハッシュ値を算出します。ハッシュ値は、元のデータが1ビットでも改変されれば全く異なる値になるため、データの同一性を数学的に証明できます。そして、そのハッシュ値とタイムスタンプをブロックチェーン上に記録します。 特にSuiネットワークの大きな強みは、その「オブジェクトベース」のデータモデルにあります。従来のブロックチェーンの多くがアカウント残高の書き換えを中心とした設計であるのに対し、Suiではあらゆるデータを独立した「オブジェクト」として扱います。証拠データ一つひとつを一意のIDと明確な所有権・属性を持つオンチェーンオブジェクトとして定義できるため、証拠の生成日時、元データのハッシュ値、検証用メタデータを極めて高効率かつ安全にパッケージ化して管理できます。さらに、超高速なトランザクション処理と極めて安価な手数料によって、日常的な記録をストレスなく確定させることが可能です。 これにより、中央集権的なサーバーの管理者の信用に頼ることなく、「そのデータが指定された日時に確かに存在し、以降一切改ざんされていない」という動かぬ事実を世界中の誰もが検証できるようになります。 AIによって誰でも簡単に精巧なコンテンツを作れるようになった時代だからこそ、逆に「人間がいつ、何を創作したのか」「現実に何が起きていたのか」という一次情報の価値はかつてないほど高まっています。 クリエイターが理不尽な搾取や捏造に怯えることなく、安心して自らの表現活動に打ち込める世界をつくること。そして、デジタル空間における「真実」を技術の力で守り抜くこと。私たちはエンジニアとして、そしてProofBaseのオーナーとして、この基盤をより確固たるものへと進化させ続けていきます。 もし少しでも不安があるなら、 “あとから疑われない形で記録を残す”という方法を一度確認してみてください。 ProofBaseカメラ(スマホで撮影・即証拠として記録) https://miraiaxis.com/proofbase-camera.html X投稿証明(投稿内容をそのまま保存・検証) https://proofbase-snowy.vercel.app/x-evidence-saver